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2008年5月号vol.370

今月のタイムス
MONTHLY SPECIAL

成績をグングン伸ばす
 「ノートの作り方」
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定期テストの攻略法とテスト問題
春は新年度のスタートです。新しい学年での目標や決意はしっかり固まっていますか? より充実した学校生活を送るためには、部活動や学級活動はもちろん、勉強にも力を入れて取り組みたいですね。特に受験生の皆さんは、いよいよ本格的な受験勉強にとりかかる時期になりました。受験を乗り越えるためには、いわゆる「一夜漬け」と呼ばれるような付け焼き刃の暗記ではなく、しっかりと学習内容を理解し定着させていく日々の努力、そして「効果的な勉強法」が必要となります。
 今回は、毎日の勉強に欠かせない「ノート」の特集です。毎日の授業をしっかりと理解するための工夫や、受験や定期テストに役立つようなノートの作り方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ノートを作る意味
 授業中の先生の話や板書の内容をしっかりと理解すること、これが皆さんにとって勉強の基本となります。後になって授業の内容を思い出す手段としてノートが重要な役割を果たします。しかし、多くの中学生が「板書を書き写しただけ」のノートの作り方をしているようです。テストや受験で必要とされる重要事項は先生が強調して何度も言ったりすることが多いので、むしろ「耳から入ることが多い」と考えておくべきなのです。それなのに、板書をノートに写すことばかりに集中していては先生の話を聞くことがおろそかになってしまいます。
「じゃあ、どうすればいいの?」と思ってくれましたか? その答えは「ノートのとり方を工夫すればよい」なのです。ノートに書くときに、「先生の言ったことはココ」「板書の内容はココ」と整理する習慣をつけると、知らず知らずのうちに授業に集中し情報を頭の中で整理してから書くようになります。
 このように「聞く・見る」→「(自分で整理して)書く」という作業によって、より明確に学習内容を記憶できるというメリットがあるのです。
「成績が伸びる」ノートは整理されている
 ほとんどの皆さんが「成績を上げたい」と思っていることでしょう。成績を上げるためには「勉強時間を増やす」だけではダメなのです。限られた勉強時間の中でムダをなくすこと、つまり「学習効果を上げること」も大切なポイントなのです。
 学習効果を上げるノートというのは間違いなく整理されています。「どこに何が書いてあるかわからない」とか「どのページを見ても色が黒だけ」なんてことはありません。皆さんのノートはどうですか?
 整理されたノートは「見やすい」のが特長です。使いやすいようにノートが区切ってあって、使う人がそのスペースの役割を決めているのです。そして重要事項や間違えたポイントにはマーカーなどを使って強調し、後から見直したときに一目でわかるようになっています。
ノートとプリント
 多くの先生が、授業でプリントを配布します。教科書の内容が簡潔にまとめられていたり、教科書の内容の補足だったり、練習問題だったり…、という具合です。
 定期テストでは、このようなプリントも試験範囲に入っている場合も少なくありません。また、このプリントこそが重要事項で高得点を狙うためにはしっかり理解しておかなければならない、ということも少なくありません。ですからこのようなプリントは、
?通し番号をつけて、紙ファイルなどに保存する
?ノートに貼っておく
といった工夫をしましょう。ファイルに保存する場合には、ノートには「プリント○番をチェック!」と書いておくことが必要です。また、ノートに貼る場合にはそのスペースを考えておくことが必要です。
 整理されたノートには、「板書」「先生の話」「プリント」の3つの情報がまとめられているものです。
 
 それでは、これから教科(中学5教科、小学4教科)ごとにノートの作り方の具体例を紹介していきます。今年は積極的にノートを活用して、成績アップを目指しましょう!
中学数学のノートの作り方
 新中1の皆さん、中学に入ると算数が「数学」という名前に変わります。具体的に何がどう変わるのでしょうか。その違いを知ることが「効果的な数学のノート」を作る第一歩になります。また、新中2・新中3の皆さんも、今まで自分が作ったノートを見直してください。ただの計算用紙になっていませんか? 先生が「書きなさい」と言ったことだけを書き写して終わりになっていませんか?

 小学校で学んできた「算数」は数の計算が中心でした。そのため「計算して正しい答えを出す」ために式と答えを書くことが、ノート作りの基本になっていたはずです。中学で「数学」に名前が変わると、今までのように計算して答えを出すだけでなく、「なぜそうなるか」という理由を考えたり、自分なりの法則を見つけたりという勉強が増えてきます。自分が出した答えが合っているかどうかの検証はもちろんですが、答えを出すまでの過程(どう考えたのか)を残しておくことが大切になります。ノート作りも、ただの計算用紙としてではなく「自分の考えた跡」がしっかり記録できることを意識しなければならないのです。

 具体的に言うと、「答えが合っていたから○」で終わってはいけません。先生の説明と自分の解き方を比べて書き残したりする工夫が必要です。そして最も重要なことは「消しゴムを使わない」ことです。
 小学生のうちは、答えを間違えると式も全部消して一からやり直したのではないでしょうか。中学生では、間違えた式はそのまま残しておきましょう。そして「どこで間違えたのか」がわかるように、赤ペンで直しておくのです。テスト前には「間違えたところができるようになっているのか」をノートを使って点検することが、得点アップに直結します。
中学英語のノートの作り方
 「英語では予習が必要」というルールになっている中学校は少なくありません。ですから、英語のノートは他教科と違って「授業内容を記録する」だけの役割ではありません。英語のノートの半分以上は「授業中以外に」「自分で」作成するものだと考えておきましょう。

 英語をノートに書くときに守ってほしいポイントを紹介します。
@英単語は一文字ずつ見ない
 英単語を書き写すとき、一文字ずつ見ながら書いていてはいつまでたっても覚えられません。皆さんも「cat」といった三文字くらいの単語であれば、ひとまとまりで覚えてから書き写すことでしょう。これが「Wednesday」だとどうでしょう。単語が長くなったとたんに「w」「e」「d」…と覚えて書き写す人は要注意です。音節(母音を中心としたまとまりで、ほとんどの辞書は音節ごとに区切られています)で区切り、発音と一緒に単語を頭に入れ書き写すのです。音節にはre(再び、やり直す)やun(否定・反対)など、音節そのものに意味がある場合もあり、覚えやすくなるでしょう。この場合は「Wednes」「day」に分け、書き写すときには発音しながら書くようにしましょう。

A単語の意味を理解する
 「Wednesday」を10回書いてきなさい、といった宿題もよく出るものです。このとき何も考えず、ただ作業として手を動かしているのは時間とエネルギーの無駄でしかありません。単語を書くときには必ず、その単語の意味やつづり、読み方がわかっているかを頭の中で確認するようにしましょう。特に読み方がわからない単語は何回書いてもなかなか覚えられないものです。辞書でスペルを確認しておきましょう。

 英語の授業では、ほぼ毎時間「新出単語」や「重要構文」が出てきます。こうした新しい単語や文章は、教科書に印をつけるだけでなく、必ずノートにも書き出しておきましょう。定期的にノートを見直しながらしっかり覚えているかどうかを点検する習慣をつけることで、英語の成績は飛躍的にアップするものです。
中学国語のノートの作り方
 中学校での国語の勉強は、大きく分けて「教科書本文の理解」と「新出漢字・重要語句の理解」の2つに分かれます。このうち「新出漢字・重要語句」を調べてくることが宿題になる学校も多いので、ノートの作り方も、自分で調べておく部分と授業中の内容を記録しておく部分に分けておく必要があるのです。

○新出漢字
 ノート例のように、音訓・送りがな・意味・使い方を調べておくことはもちろん必要です。余裕がある人は類義語・対義語なども書き残しておくとよいでしょう。テストや受験では「同音異義語」などが頻出ですから、普段からチェックしておくことでテスト前の負担を減らすことができるのです。ノート例の「払」では、払いのける(払底)、代金を差し出す(支払い)、というように、意味と使い方はセットで書き残しておきましょう。

○重要語句
 語句の意味は、必ず辞書を引いて確認しましょう。複数の意味を持つものが多いので、教材文中の意味に合うものには赤線を引くなど自分のルールを決めておくとよいでしょう。

○教科書本文の読み取り・まとめ
 教科書の内容や板書を単純に書き写すようなノートのとりかたでは、いつまでたっても実力は身につきません。授業中に先生がくり返し説明した重要点を聞き漏らさず、色ペンを使ったり四角で囲ったりして強調しておきます。
中学理科のノートの作り方
 中学校で学習する理科は、第一分野(物理・化学)と第二分野(生物・地学)の二つに分かれています。それぞれの分野ごとにノートを分けて用意しておくと、高校受験の準備の際にノートが「基本事項の再確認」の材料として役立ちます。
 
○ノートは見開きで1ページと考える
 実験のともなう単元や第二分野では、図や表、グラフが重要なポイントになってきます。これらの単元や分野を学習するときには、左右のページを1セットと考えるとよいでしょう。実験が単元のときには、実験の目的や手順、注意事項はもちろん、実験結果の予想やその考察、まとめまでノートに書きとめることになります。あらかじめ「どこに何を書くか」ということを意識しておかないと、後から見直したときにポイントが何だったのかわからないノートになってしまいます。

○色ペンの使い方に注意!
 授業の内容や実験の様子を書き写すときには、大事な内容は前後の行を空けたり、わざと大きめの字で書いたりするなどの工夫をしましょう。理科の場合、他教科と違って「後から書き加える」ことが多いからです。また、マーカーで囲んだり色ペンを使ったりする場合には、内容の重要度を区別できるようにしなければなりません。例えば、青字は授業中に先生が説明した重要項目、赤字は、テスト対策を想定して、復習する時に強調するポイント、などです。理科のノートではあまりカラフルにすると、かえってポイントがわからなくなってしまいます。

○定期テスト対策に利用
 ノートの作り方として最も応用的なのは「初めからテスト対策に使う」という前提で準備することです。先生が説明した内容を、一問一答式に書き残しておくとテスト前の勉強に大きく役立ちます。これが勉強の効率化につながりますから、テスト対策の問題を解く時間を作ったり他教科の勉強にまわす時間を作ったり、という時間的余裕を生むのです。
中学社会のノートの作り方
 中学校の社会科は、地理・歴史・公民の三分野に分かれています。学校によって学習する順番や時期が違うと思われますが、それぞれの分野ごとにノートを分けて用意することが一般的です。分野は分かれていても、基本的なノートのとり方は共通しています。
 
○ノートをとるポイント
@社会科は板書される内容が多くなりますが、ただ書き写すだけでなく重要と思った事項を強調できるように工夫してノートに書き写すようにしましょう。また、板書されなかった内容(先生が口頭で伝えた豆知識など)も、補足説明として書き加えておくと理解度が深まります。

A説明された内容は、短い文章にまとめて書きましょう。ダラダラと長い文章で書いていくことは、時間もかかりますし後から見直したときのわかりにくさにつながります。

B復習用スペースを作りましょう。社会科は暗記科目と呼ばれています。ドイツの心理学者エビングハウス氏の実験によると、記憶は20分後で約42%、1時間後で約56%、9時間後では約64%を忘れ、6日後には約76%を忘れてしまうそうなのです。ですから社会科の場合「忘れる前に復習しておく」ことが、効率的な学習法ということになり、2〜3日後までに復習することが重要です。ノートを読み返しながら、要点の抜けがないかチェックし重要事項を再度書き留めておくことが必要です。

○ノートは受験まで活用しよう
 一般にテストの成績がよい人ほど自分のノートを充分に活用している傾向があります。ノートを見れば、要点はどこか、関連事項はどれか、用語の意味や内容は…など、テストの前にあらためて考えたり調べたりする必要がないからです。社会科のノートを「自分だけのオリジナル参考書」にできるかどうかで、テストの成績は大きく変わってくると考えてください。
 



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